上田電鉄は、2021年3月28日(日)に予定している全線での運転再開を前に、再建中の千曲川橋梁のライトアップやカウントダウンなど、さまざまな企画を行っています。
2019年10月13日、台風19号(令和元年東日本台風)により千曲川が氾濫し、流域の長野県各地は甚大な災害に見舞われました。上田電鉄でも千曲川橋梁の橋台が流され、橋の一部が崩落するという大きな被害を受けました。現在も別所線は上田駅〜城下駅間を運休し、同区間でバス代行輸送を行っています。
千曲川の出水期である夏期の中断を挟みながらも、2021年3月28日の全線開通を目指して橋の復旧工事が進められています。再開に先がけ、別所線のシンボル的存在である「赤い鉄橋」をより親しんでもらえるよう、2020年12月18日(金)から千曲川橋梁の「ライトアップ企画」が実施されています。点灯時間は毎日16時〜23時までで、2021年1月末まで行われる予定です。
また、「全線開通ロゴマーク」も制定されました。電車の正面から見た千曲川橋梁を神社の赤い鳥居に見立ててシンボル化したデザインで、末広がりの線は別所線がこの先ずっと続く勢いを表現したといいます。このロゴは、全線開通を記念する各種企画に登場するとのことで、上田電鉄公式ホームページやインスタグラムなどで展開されている「別所線全線開通カウントダウン企画」でも使用されています。この企画は、全線開通100日前となる12月18日(金)から毎日更新されており、復旧に関係している企業や団体、別所線を応援している人たちが登場し、千曲川橋梁復旧までの日数を発信しています。
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なお、上田電鉄では、2020年12月31日(木)大晦日は終電後の臨時列車の運転は行いません。年末年始の12月31日(木)〜1月3日(日)の期間は「年末年始ダイヤ」が実施され、朝時間帯の一部列車が運休となります。運休となるのは、下之郷駅発6:28・7:11・7:55・8:40の4本の列車とそれに接続する代行バス、上田駅温泉口発6:36・7:20・8:08・8:47の代行バス4本とそれに接続する下之郷駅行列車です。